1月30日~2月1日まで、東日本大震災の被災地である宮城県・岩手県を訪れ、復興の現地調査を行ってまいりました。まず宮城県庁を訪問し、昨年12月に開催したチャリティコンサートのチケット売り上げ金の一部を、義援金として寄付させていただきました。佐野好昭副知事が対応して下さり、お礼のご挨拶と共に愛知県から8名、市町からは28名の職員の応援があり感謝ですと述べられました。
次に東日本大震災復興伝承館に行きました。被災した旧野蒜駅、地震が起きた2時46分を指したまま止まった時計、東松島市の歴史や3.11当日のパネルなどの展示があり、復興支援員の宮川様より当時の話を伺いました。地震の時の津波の映像が流れ、なぜ助からなかったのか、必要なことをどのように判断したらよいのか、未来に向けてのメッセージも訴えていました。
次に南三陸町復興記念公園を調査しました。着工が平成28年12月で工事費14.4億円をかけて工事が進んでいます。昨年12月より一部開園され、丘の頂上には名簿安置の碑と献花台が設置され、「いま、碧き海に祈る 愛するあなた 安らかなれ」と刻まれていました。最後まで避難を呼びかけて職員の方がなくなった防災対策庁舎が保存か解体かでそのまま残っています。ご冥福をお祈りしました。
次に「奇跡の1本松」が残っている陸前高田市の高田松原津波復興記念公園を訪問し、岩手県復興局長熊谷様より説明を受けました。対策室での国とのTV会議の様子、まず物資を運ぶための道路を確保する「くしの歯作戦」など、当時の生々しい復興対策を伺いました。この災害を風化させないために様々な工夫がされ、自分がタブレットに書いたメッセージが流れ続けるのを見て感激しました。
最後に宮古市市民交流センター(防災プラザ)に伺いました。ここは子どもたちに防災教育や防災学習をわかりやすく学べるように工夫されていました。大きな被害を受けたことを次の世代に語り継ぎ、災害に備える準備が必要であることを痛感しました。今回で被災地を訪れるのは3回目です。微力ではありますが、少しでも被災地の皆様の一助になればと応援し続けていきたいと思います。